震災から10年の時が過ぎようとしています。私の住んでいる浦安でも液状化現象が起こり、1か月近く下水道が機能しないなど甚大な被害を経験しました。
お付き合いのあるギャラリーのオーナーから、震災写真展を行うので手伝ってほしいとの依頼があり、展示と構成を行いました。
福島県浪江町で撮影された50枚近くの写真は、津波が襲ってくるまさにその瞬間から、被害拡大、原発事故、惨状、復興、そして希望が見えてきた現在の状況へと、10年の月日、その真実を伝えてくれます。
震災から現在までの月日に沿って写真を展示
貴重な震災関連の書物や、町を支え続けた消防団の法被も飾られています。
会場で特に目に留まった1枚の写真は、「真っ直ぐカメラを見つめる日本人形」その眼に震災はどのように写っていたのか…。
震災後、突然町から人の姿が消えた。そんな悲劇が起こった場所。福島県双葉郡浪江町。すべてを失い、全国に散り散りになった浪江の人たちは、数多くの苦労を乗り越えて再会を果たし、少しずつ町を元の姿へ、以前よりもっと素敵な街へ復興するべく、希望の力を注いでいます。
〜是非足をお運びいただきご覧いただけると幸いです。宜しくお願いいたします。〜
あの日、すべてを失った町 それでも復興に向かう浪江の今
浪江の今を伝える「浪江震災写真展」
開催日:令和3年3月11日(木)〜3月14日(日)
開館時間:13時〜18時(入場は閉館30分前まで)
入場料:無料
開催場所:東京都文京区本郷2-18-9 ドームヒルズ本郷2-A
著者 徳永晴司について
京都御所近くの老舗表具店「表玄」で修行。老舗ならではの著名な先生方も多く、文化勲章画家 池田遙邨画伯のアトリエへの出入りや、横山大観画伯、上村松園画伯などの、巨匠作品の軸・額装を数多く手掛ける。
平成3年、銀座の画廊で美術の売買・鑑定・査定を行う。美術競売会社シンワアートオークションの事業に参加。運営や作品状態確認の責任者として、15年間で約12,000点に及ぶ作品確認。
平成18年、画廊「表玄」の社長に就任。約12年間代表を務め、全国の有名百貨店との取引や、著名コレクターとの親交を積み重ねる。
令和元年の春、「とくなが美術」創業。お客様のご要望に沿った〜No.1美術メンテナンス〜美術商へと歩んでいる。